3rd International Symposium on Innovation Strategy (ISIS-2012)
第3回イノベーション戦略 国際シンポジウム

同時開催: 
頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム国際ワークショップ
第73回次世代大学教育研究会

開催の趣旨

 せっかく日本から遠く離れて「知の創造」の地ケンブリッジにいるのに、日本企業の研究・開発部門は、ちっとも「共鳴場」を創ろうとしないよね。それどころか、まるで「日本の掟」をそのまま持ち込んで、企業間で対話することを避けあってさえいる。閉塞する日本企業の状況をわざわざイギリスにまで持ち込まなくても良いのに。日本の産業が沈没しかけている原因はまさにそこにあるのだから、もっと対話しようよ。

 そんな会話がきっかけとなって、私たちは、第1回イノベーション戦略国際シンポジウム(First International Symposium on Innovation Strategy; ISIS-2008)を2008年9月15・16日に開催しました。ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所の会議室をお借りし、イギリスに住む日本企業の科学者・技術者のみならず日本の大学人・企業人が一堂に会して、企業の壁を超えながら新しい産業の未来予想図を描きました。それは初めて、ヨーロッパにある企業の現場の人間たちが具体的に日々の悩みを語り合う対話の場となりました。(http://meserv2.hit.phy.cam.ac.uk/ISIS2008/

 このISIS-2008の果たした役割を持続させるために、昨年の2011年8月22・23日に、第2回イノベーション戦略国際シンポジウム(Second International Symposium on Innovation Strategy; ISIS-2011)を、ケンブリッジ大学IfM (Institute for Manufacturing) の新会議室をお借りして開催しました。ここでは、前回に引き続き (Part 1) 技術イノベーションにおける「知の創造(研究)」と「知の具現化(開発)」の共鳴のあり方を議論するとともに、(Part 2) 技術系企業における「技術」と「技術経営」のあるべき関係を議論しました。とくに、 (Part 2) では2011年3月に起きた東京電力福島原発事故の本質が、東京電力の技術経営の誤謬にあることをはじめて発表することとなりました。(http://meserv2.hit.phy.cam.ac.uk/isis2011/

 この第3回イノベーション戦略国際シンポジウム(Third International Symposium on Innovation Strategy; ISIS-2012)では、ふたたび前回に引き続き(Part 1)共鳴場の状況と(Part 2)技術経営について議論します。ただし、(Part 1)では、これまで焦点にしてきた科学者の生きがい・会社との距離感の問題から、開発技術者の生きがいや状況の問題に、軸足を移します。また、(Part 2)では、ふたたび東京電力福島原発事故に焦点を当て、この1年で明らかにした新事実をお知らせいたします。
 なお、(Part 3)次世代教育研究会も、過去2回のISIS同様、同時に開催いたします。今年もまた「創発」を引き起こす教育のあり方を議論するとともに、「車座による課題創発」の実験を行ないます。

場所

ケンブリッジ大学IfM (Institute for Manufacturing) Lecture Room 1
http://www.ifm.eng.cam.ac.uk/service/maps/

日時

2012年9月10日(月曜日)


09:30 – 09:50 Registration (Welcome Coffee)
09:50 – 17:30
Part 1: 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム国際ワークショップ(日本語)
19:00 – 21:00
Banquet: King’s College (The Saltmarsh Rooms)


2012年9月11日(火曜日)


09:20 – 09:40 Registration (Welcome Coffee)
09:45 – 12:00
Part 2: 東京電力福島原子力発電所事故の本質 (英語)
13:00 – 18:00
Part 3: 第73回次世代大学教育研究会 (日本語)

お問合わせ、参加申し込み

どなたでも参加できます(参加費無料)。
なお、Part 1午後のグループディスカッションに参加希望の方は、グループ分けの参考のため、宮田秀典(hmiyata☆doshisha-u.jp:送信時に☆を@に換えてください) までご連絡ください。

主催

同志社大学技術・企業・国際競争力研究センター,
Institute for Technology, Enterprise and Competitiveness (ITEC), Doshisha University

共催

次世代教育研究会, Meeting on Higher Education for the Next Generation
ケンブリッジ大学IfM, Institute for Manufacturing, University of Cambridge

この国際シンポジウムの開催は、その一部を日本学術振興会の「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」、および、文部科学省の「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の支援を受けています。